2011.8.17
「空はなぜ青いの?(略)こういう時の親の態度がいうのが実に大切だ。
子どもの心は染まりやすい。確信のないごまかしの返事をしたり、うるさいわねえいま忙しいのよ。
などと逃げをうつことが積み重なると、折角の子どもの好奇心の芽が摘み取られてしまって、
知識欲のまるで乏しい子どもができてしまう。」
伊丹十三『問いつめられたパパとママの本』
夏休みに入り、元教員をされていた方と話をする機会がありました。
いつも穏やかな小川先生です。話は脱線しながら「長寿」について。
聞くところによると小川先生の父上は90才を過ぎ今なお健康そのもの。
100才まで健康間違いなし、とご家族からも太鼓判を押されているようで
自然と感嘆してしまいます。
そういえば一週間前に日本の平均寿命のニュースがありましたが、
日本人女性の2010年の平均寿命は86.39歳で、26年連続で長寿世界一。
男性は79.64歳で世界4位とのことです。
世界トップクラスの長寿国日本。やはり何か秘訣があるのでしょうか。
パッと思いつくものを挙げて見れば、塩分をとりすぎない、
適度な運動を心がける、よく笑うこと、、
などとまだまだ人生若造のぼくは考えるわけですが、
小川先生の父上が日ごろから言われている言葉に妙に納得したのでした。
「長寿の秘訣は、食事と運動に気をつけること。そして勉強をすること」。
なるほど、元気に暮らすためには食事や健康はもちろんのこと、
大事なのは勉強すること、
つまり学ぶ意欲や好奇心を持つことだと言うわけです。
やはり長寿の方の一言には重みがあり納得させられます。